ポルシェジャパン株式会社（本社：東京都港区）とポルシェカレラカップジャパン（PCCJ）委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2022シリーズ第9戦の決勝を、鈴鹿サーキット（三重県）で 2022年8月27日（土）に開催しました。
天候：晴れ 路面：ドライ 気温：31度 路面：35度（レーススタート時）
27日の12時15分から行われたPCCJ第9戦の予選で、プロクラスは前大会を欠場した＃1 近藤翼がポールポジションを獲得し、2番手には現在シリーズランキングトップの＃60 小河諒が続く。総合3番手にはアマクラスで9戦連続ポールポジションを獲得した＃10 MOTOKI TAKAMI、総合4番手にはプロアマクラスのポールポジションである＃98 IKARIが着ける。
第9戦決勝は17時15分からフォーメーションラップが開始され、グリッドに再び全車が整列してシグナルレッドがブラックアウトし熱戦の火蓋が切られた。ここでフロントロウに並ぶプロクラスの2台を上回るロケットスタートを見せたのが、3番手グリッドからスタートしたアマクラスの＃10 MOTOKI TAKAMIだ。1コーナーをトップで駆け抜けた＃10 MOTOKI TAKAMIは、プロクラスの＃1 近藤と＃60 小河を従えて2分06秒台半ばのラップタイムで周回を重ねていく。
2番手の＃1 近藤は、4周目のスプーンで＃10 MOTOKI TAKAMIに勝負を仕掛けて前に出ることに成功。3番手の＃60 小河も、同じく4周目の130Rで勝負に出て2番手に浮上する。トップに立った＃1 近藤はペースを上げて、5周目には2分05秒859のレースファステストを記録し、トップでチェッカーを受けて今シーズン3勝目を飾る。
「スタートで少し出遅れたのですが、TAKAMI選手のスタートがうますぎて前に行かれてしまいました。その後は抜くチャンスを伺って、最終的に前に出て優勝できて良かったです」と、＃1 近藤は振り返る。2位の＃60 小河は「TAKAMI選手のロケットスタートは凄かったですね。明日こそ優勝してチャンピオンを獲得したいです」と語る。
第9戦終了時点で、ランキングトップの＃60 小河は202点、2位の＃1 近藤は152点と50点差となっているため、明日の第10戦で＃60 小河がレースを完走してポイントを獲得すれば、2014年以来3度目のPCCJシリーズチャンピオンに輝く。
プロアマクラスは、＃98 IKARIと＃9 武井真司のバトルがスタートからゴールまで続いたが、＃98 IKARIが最後まで＃9 武井を抑えきって今シーズン4回目の優勝を飾る。「最初から最後まで武井選手とのバトルを楽しめましたが、とても疲れるレースでした。明日も優勝してチャンピオンを決めたいですね」と喜びを語る。
2位に終わった＃9 武井は、「最後までプレッシャーを掛け続けたのですが、抜くことができませんでした……」と悔しさを滲ませる。なお、＃98 IKARI（191点）と＃9 武井（152点）のポイント差は39点で、明日の第10戦で＃98 IKARIがノーポイントで終わらない限りチャンピオン決定となる。
そしてアマクラスは、レース前半に総合トップを走り続けた＃10 TAKAMIが今シーズン8勝目を上げる。「最高のスタートを切れ、総合トップも走れることができてとても嬉しいです。前半攻めすぎたようで最後はタイヤが厳しかったですが」と、アマクラスながら総合トップを複数周回走った喜びを＃10 TAKAMIは語る。これでランキング2位の＃63 長嶋重登とのポイント差は49点となり、＃10 MOTOKI TAKAMIは明日の第10戦がノーポイントに終わらない限りチャンピオン決定となる。
PCCJ第10戦の決勝レース（10周もしくは30分間）は8月28日（日）11時10分のスタートを予定している。各クラスのポールポジションは、プロクラスが＃1 近藤、プロアマクラスが＃98 IKARI、アマクラスが＃10 MOTOKI TAKAMIと、第9戦と同じとなっている。なお、第10戦の決勝レースもポルシェジャパンのtwitterアカウント（＠PorscheJP）でライブストリーミング配信される。
