F1第21戦サンパウロGP(ブラジルGP)金曜日の予選でQ1落ちし、16番手からのスタートとなった角田裕毅とアルファタウリ。しかし、車体側のパフォーマンス・チーフエンジニアを務めるクラウディオ・バレストリが「決勝レースでの我々の目標はポイントを獲得することだった」と言うように、サンパウロGPの日曜日の角田とアルファタウリの戦い方は、上位陣と変わらぬ力強さがあった。
たとえば、スタート直後に多重クラッシュが発生して、赤旗が出た後のチームの対応だ。レースを再開するまでの間、チームはマシンが停められているピットレーンでのみ決められた範囲のなかで作業ができる。その作業のひとつに、エンジンの始動がある。ピットレーンにマシンを停めて、角田がコクピットから降りると、メカニックたちが近寄り、エンジンを始動させていた。