2016年F1第3戦中国GPは、4月16日にフリー走行3回目が行われ、ウエットコンディションのもと、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。 

 現地時間12時から開始された3回目のフリー走行は、雨が降りしきるなかでの走行となった。気温19度、路面温度は21度。各車ウエットタイヤを装着して、コースインのタイミングを待つ。

 セッション開始から15分が経過したころに、ウイリアムズのバルテリ・ボッタスとフェリペ・マッサがコースイン。続いてルノーとマクラーレンの2台をはじめ、各チームがコース状況確認のためピットアウトしていく。

 タイム計測が行われたのは残り30分を切ってから。前日のフリー走行2回目でトップに立ったフェラーリのキミ・ライコネンが2分00秒812というタイムをウエットタイヤで記録。その後は雨も徐々にやんでいき、インターミディエイトタイヤを履くクルマも増えていく。

 そして残り17分となったところで、チームメイトのベッテルがインターミディエイトタイヤで1分57秒351を記録してトップに躍り出る。結局そのままタイムは更新されず、前戦バーレーンGPに続き、ベッテルがフリー走行3回目を制した。

 なお、ウエットタイヤでタイムを記録したのは3台。トロロッソのカルロス・サインツJr.とマックス・フェルスタッペンが、それぞれ4番手、9番手タイム。ウイリアムズのマッサが13位となっている。メルセデス、レッドブル、マクラーレン勢、ザウバーのマーカス・エリクソン、ハースのロマン・グロージャンは、タイム計測を行わなかった。

 予選は日本時間の4月16日16時(現地時間15時)から開始される。

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