シンガポール当局によると、同国の元運輸相であるスブラマニアム・イスワランと、F1シンガポールGPプロモーターのオン・ベンセンが関与する汚職の捜査が進行中だが、グランプリの将来に影響はないと述べている。
イスワランは、シンガポールGPの権利を保有し、イベント主催企業の会長を務めるオン・ベンセンとの取引に関し、27の容疑で起訴されたことを受けて辞任した。この容疑は、イスワランが著名な不動産王であるベンセンから16万シンガポールドル(約1700万円)相当の見返りを受け取ったという疑惑に端を発している。見返りとされるものには、プライベートジェットでのフライトや、イスワランがアドバイザーを務めたシンガポールGPのチケットが含まれていたと報じられている。