1月24日、2023年シーズンまでスクーデリア・アルファタウリの名称でF1を戦ってきたイタリア・ファエンツァのF1チームは、電子決済大手の『ビザ』がグローバルパートナーに就任したことを発表し、2024年シーズンより『ビザ・キャッシュアップRB(Visa Cash App RB)』というチーム名称でF1のグリッドに並ぶと明らかにした。

 ビザにとって15年以上ぶりとなったグローバルスポンサーシップ契約は複数年契約となり、ビザ・キャッシュアップRB、そして兄弟チームのオラクル・レッドブル・レーシングという、レッドブル系2チームを包括するものとなる。ビザのロゴはF1に参戦する2チームのマシンに掲示されるほか、F1アカデミーに参戦するレッドブル系マシンにも掲示される予定だ。

 旧アルファタウリは、チーム名の変更を行うことを昨年の時点から明らかにしており、レッドブル・レーシングの姉妹チームであることを示す『レーシング・ブルズ』がチーム名に使用されるものと考えられてきた。

 そんな中、スクーデリア・アルファタウリのInstagramのアカウントとハンドルネームが『visacashapprb』に変更され、その後、すべての投稿が削除された。この一件から、チームのソーシャルメディアマネージャーが、誤って新名称をリークしてしまったと考えられ、チーム名は『Visa Cash App RB』になるとの推測が広がっていたが、今回の発表によりそれが証明されるかたちとなった。

 ビザはアメリカの決済カードブランド、キャッシュアップはアメリカのモバイル決済サービスの名称となる。RBはレーシング・ブルズを意味するものとみられており、同チームの運営法人名も『Racing Bulls SpA』となっている。

 ビザのチーフ・マーケティング・オフィサーであるフランク・クーパー3世は「これは画期的なパートナーシップであり、ビザブランドにとって、地球上で最も急成長しているスポーツコミュニティのひとつに関与する絶好の機会だ」とコメント。

「この提携は、常にあらゆるレースやイベントにおいて、小さなステップを積み重ねて向上していく努力を惜しまず、”make it”(やり遂げる)を目指す個人を鼓舞するというビザのビジョンに強く共鳴するものだ」

 新たなタイトルパートナーを得て、チーム名称も一新されたビザ・キャッシュアップRBは、2月8日にラスベガスで開催される特別イベントにて新たなマシンカラーリング、そして角田裕毅、ダニエル・リカルドが着用するドライバーズキットを発表する予定だ。

角田裕毅(アルファタウリ)&セルジオ・ペレス(レッドブル)
2023年F1第16戦シンガポールGP 角田裕毅(アルファタウリ)&セルジオ・ペレス(レッドブル)

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