フェラーリの内部関係者によると、ハースF1チームでテクニカルディレクターを務めていたシモーネ・レスタはフェラーリのF1プログラムに加わることはなく、フェラーリのスポーツカープログラムに参加することにもあまり関心がないという。こうした要因が重なったために、レスタは2001年以来のフェラーリとの関係に終止符を打ち、マラネロを離れることを考えているようだ。
レスタは、元ハースF1のチーム代表、ギュンター・シュタイナーの契約が更新されないことを知り、またチームが追求すべきだとジーン・ハースが考える方向性とまったく意見が合わないことから、ハースのテクニカルディレクターを辞任することになった。その結果、現在フェラーリからハースにレンタルされている80人以上のエンジニアのグループは、リーダー不在のままアメリカに残されることとなった。