ホンダのパワーユニットに対して、ドライバーからの改善要求に、パワー不足、信頼性不足とともに振動がある。これはオーストラリアGPで始まった話ではなく、2月下旬から3月上旬のテストのときから、ドライバーが発せられてきた不満である。 

 当初、この振動はパワーユニット本体によって発生していると考えられていた。というのも、今シーズン、ホンダはこれまでと異なる燃焼室をデザインしていたからだ。この新しい燃焼室はタービュラント・ジェット・イグニッション(TJI)と言われており、その巨大な爆発力によって、振動が増したのではないかと思われていた。

 しかし、長谷川祐介ホンダF1総責任者は「エンジンの性能向上によって振動が増えたという認識はない」と、振動が新しい燃焼室に由来するものではないと語っていた。

 そこで次に考えられた原因が、ターボとコンプレッサーをVバンク角から出した新しいレイアウトではないかというものだった。しかし、これも長谷川総責任者はきっぱりと否定した。

 さらにマッビングの問題も、長谷川総責任者は「テストから相当良くなっている」という。にもかかわらず、オーストラリアGPでは「依然としてドライバーからは『オシレーション(共振)がある』と言われていいます。じつは、さんざん言われているバイブレーション(振動)とは、まさにこのポストシフト・オシレーション(シフトチェンジ直後の共振)のことなんです」

 この振動の正体はエンジン、ギヤボックス、トライブシャフトの駆動系とそれにタイヤの振動も含めた共振によって発生していると考えられる。つまり、PU単体で発生していたものではないのだ。

本日のレースクイーン

小林琉唯こばやしるい
2026年 / スーパーフォーミュラ
Mobil1レーシングサポーターズ2026
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年7月号 No.1621

    [特集]WRC 2027
    Gr.A時代の熱狂、ふたたび

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで