「マシンの感触としては(ボッタスと接触した)バーレーンのときと似たような感じだった」と、ハミルトン。バーレーンGPでは1周につき約1秒ロスするほどペースダウンしていたが、バーレーンに比べて高速コーナーが多い上海では、ダウンフォース不足による影響が大きかった。レース後半にウイリアムズ勢を抜きあぐねていたのは、そのためだ。

「フロアにダメージを負っていなければ、もっとポジションを挽回できていた。おそらく4位は可能だった」とメルセデスのトト・ウォルフは言う。結局7位、6点に終わったハミルトンは、4位で得られる12点と比べると半分のポイントを失ったことになる。レース後の会見に現れたハミルトンは、最初かなり落ち込んでいた。ところが、記者たちとポイントをめぐるやりとりをしているうちに笑顔が戻ってきた。

「たくさんオーバーテイクもしたし、まあ今日は良しとしよう。でも、これで(ロズベルグとの)差は50点ぐらい開いたかな?」

 記者たちは「いやいや、36点差だよ」と訂正する。

「えっ、36点差? だったら、そんなに悪くないな。安心したよ。てっきり50点ぐらい開いたと思っていたから。うれしい誤算だ(笑)」

 ロズベルグに開幕3連勝を許したハミルトンだが、実際の点差を聞いて笑顔が戻ってきた。「まだ3戦が終わっただけ。あと18戦も残っているよ」と、中国GPの週末を締めくくった。

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