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F1 ニュース

投稿日: 2015.11.15 16:51
更新日: 2017.04.18 16:55

王者ハミルトンを手玉にとったロズベルグが完勝

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F1 | 王者ハミルトンを手玉にとったロズベルグが完勝

 2015年F1第18戦ブラジルGPは15日(現地時間)、サンパウロ郊外にあるインテルラゴス・サーキットで71周の決勝が行われ、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグがポール・トゥ・ウインで今季5勝目となる通算13回目のトップチェッカーを受けた。

 前日の予選で5戦連続のポールポジションを獲得したロズベルグが、ブラジルGP初優勝を狙った王者ハミルトンとの一騎打ちを制し、前戦メキシコに続く2連勝を達成、最終戦を前にドライバーズ選手権2位を確定させた。

 快晴の予選から一転、朝から曇り空に覆われた決勝日のインテルラゴスは午後から雷雨の可能性も予想されていたが、午後2時のスタートはひとまずドライコンディションで迎え、雲の切れ間からは青空も覗いた。

 迎えた決勝のスタートでは、鋭い発進を決めたポールシッターのロズベルグがホールショットを奪うと、ロズベルグは2周目、4周目、5周目と立て続けにファステストラップを記録して2番手につけるハミルトンに1秒以上のギャップを開き、序盤のリードを奪った。後方では2列目スタートのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンのフェラーリ2台が続くも、5番手には3グリッドの降格ペナルティで7番手からのスタートとなったウイリアムズのバルテリ・ボッタスが3列目スタートのダニール・クビアトとニコ・ヒュルケンベルグをスタートダッシュで交わし、以下フェリペ・マッサ、セルジオ・ペレス、マックス・フェルスタッペンというオーダーとなった。

 レースリーダーのロズベルグはハミルトンとの差を1.5秒まで広げながら快調なペースで走行。9周目に7番手のヒュルケンベルグから最初のピットストップが始まると、3番手のベッテルと同じ13周目にピットイン。4.4秒と多少長めのストップとなったが翌周ピットに入ったハミルトンからはポジションを守ることに成功、引き続きトップでレースを引っ張っていく。

 しかし、ミディアムタイヤのセカンドスティントでは、2番手のハミルトンがロズベルグとのギャップを徐々に縮めはじめ、1秒以内まで接近。DRSを開けたホームストレートではロズベルグのインを伺うなどプレッシャーをかけ続ける。だが、チームメイトのプレッシャーにも動じなかったロズベルグは、何度もコンマ6秒から8秒差で迫るハミルトンとのバトルに冷静に対処。約10周にわたるチームメイトのプレッシャーを退けると、逆に今度はハミルトンが「タイヤがもたない」とライバルのペースダウンを誘い、ふたりの差は一気に3秒以上まで拡大。ロズベルグが中盤以降も優位にレースを進めることになった。


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