F1バーレーンGP バトルを繰り広げるフェルナンド・アロンソ
F1バーレーンGP バトルを繰り広げるフェルナンド・アロンソ

 そこで考えられるのが、バーレーン特有の問題だ。その可能性を尋ねられた長谷川祐介ホンダF1総責任者は「原因が特定されていない以上、すべての可能性を除外しない」と語っている。バーレーン特有の問題とは何か?

 ひとつは気温30℃以上という高温。もうひとつは砂塵だ。壊れた症状はバンドーン、アロンソともにベアリングが固着したことによるMGU-Hの冷却水の水漏れだ。今後、ホンダは壊れたPUのオイルを分析し、砂塵の含有量をチェックすると語っている。

 ただし、バーレーン特有の問題だったとすると、バンドーンの1回目のトラブルが10周、2回目のトラブルが8周、そして3回目のトラブルが23周と走り始めてすぐに起きている点は納得いくが、アロンソのMGU-Hは60周も走ってからトラブルが発生している点が謎として残る。

 そこで浮上するのが、実走での振動だ。開幕前テスト1回目の2日目の燃焼室のトラブルも、ベンチでは起きていなかったと語っている。振動は単にエンジンだけでなく、ギヤボックスやタイヤを含めた駆動系を動かしたことによって発生する共振である。これがホンダのパワーユニットに想定していなかったストレスを与えるているのではないかという可能性だ。

 いずれにしても、4月18日から始まるバーレーン・テストで走らせるPUに、ハード面で新たに対策を施した仕様を投入することは時間的に不可能な状況だ。したがって、このバーレーン・テストでホンダのMGU-Hは再びトラブルに見舞われる可能性がある。一刻も早い原因究明を祈りたい。

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