■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=4位
今日は速さが足りなかった。最終セクターがすべてだ。あそこで0.5秒も失っていた。今週はずっとバランスに苦しんできて、タイヤをうまく活用するのが難しかった。今夜、振り出しに戻って、なんとか改善の道を見つけたい。
フェラーリは素晴らしい仕事をした。彼らはレースペースも速そうだ。僕の方は、昨日走ったレースランはあまりよくなかったから、苦労することになりそうだ。でも全力を尽くすつもりだよ。

ソチは他のマシンの後ろについて走るのが楽ではないけれど、長いストレートがあるから、追い抜きのチャンスはあるはずだ。順位を上げることを目指していくよ。グリッドのダーティな側だから、スタートに関して有利なポジションを確保することもできなかった。でも今日はこれが精いっぱいだった。
明日は正真正銘のレースができるのを楽しみにしている。動揺していたって仕方ない。ポジティブなエネルギーに変えて、日曜をもっといい日にしたい。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=5位
プラクティスセッションでのタイムは僕らの真のペースを表していなかったと思う。本当はタイミングスクリーンに映し出されるタイムよりも速いと思っていた。ただ、うまくまとめることができずにいただけなんだ。
Q1とQ2では走り続けてタイヤに熱を入れようとした。でもQ3ではプッシュラップを1周だけ走ることに決め、それがうまくいったと思う。いい判断をしたよ。
この結果には満足している。5位は今日可能な最大の結果だったと思うからね。それはトップとのタイム差を見れば明らかだ。予選5位はこれまでロシアで獲得したなかで最高の結果だから、前向きに考えよう。この結果をチームのために実現することができてうれしい。
明日はフェラーリとメルセデスが優勝をめぐって戦うことになるだろう。僕らもトップ5を狙っていい戦いができるはずだよ。ウイリアムズと比べると僕らの方がリヤのダウンフォースが大きく、タイヤに関して優れているかもしれない。彼らは直線スピードが速いけどね。一方で、フェラーリやメルセデスと比較すると、彼らの方がすべてにおいて僕らよりも優れている。
テレビで見ていてくれる人たち全員のために、皆でいいレースをしたい。メルセデスにライバルたちがチャレンジできるというのは、F1全体にとって間違いなくいいニュースだ。
ここではタイヤをうまく機能させることが重要だ。週末を通してセットアップを変更し続けたけど、ここではセットアップはある意味、関係ないように感じる。タイヤをどうやってうまく機能させるかが問題なんだ。
Q3まではタイヤをうまく機能させて一発のプッシュラップでいいタイムを出すのが難しかった。
(ウルトラソフトについて)去年終盤に理解できたと思ったら、今年はタイヤとコンパウンドが新しくなって、また振り出しに戻ってしまった。今もまだ理解に努めている過程だ。今年はさらに繊細になったように思う。
