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F1 ニュース

投稿日: 2016.04.23 08:46
更新日: 2016.05.07 09:10

「マクラーレン・ホンダの実力は7番手。アロンソ&バトンでもトップ10入りは無理」:英誌全ドライバー採点 中国GP編

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F1 | 「マクラーレン・ホンダの実力は7番手。アロンソ&バトンでもトップ10入りは無理」:英誌全ドライバー採点 中国GP編

■殊勲のドライバー5人:実力のロズベルグ、2位は固かったリカルド

 今回、完璧と評価されたのはニコ・ロズベルグとダニエル・リカルドだった。

 メルセデスのロズベルグはポール・トゥ・フィニッシュを成し遂げ、3連勝を飾った。
「ルイス・ハミルトンの苦難(トラブルにより最後尾スタートとなった)により、ロズベルグは楽な週末を送ったと言う者もいる。ハミルトンもそのひとりだ。しかしロズベルグは自分自身の努力で見事なパフォーマンスを発揮した。Q2ではソフトタイヤで素晴らしいラップを走り、Q3でのアタックも成功させた」と寸評には記されている。

「ライバルたちより硬いタイヤでグリッドについたため、スタートで苦労することは分かっていたが、彼は冷静に対処し、レースを支配した。彼に挑戦する者がいなかったのは事実だが、ロズベルグ自身の仕事に減点するような要素は見当たらない」

2016年第3戦中国GP 表彰台で喜びを表すニコ・ロズベルグ(メルセデス)
2016年第3戦中国GP 表彰台で喜びを表すニコ・ロズベルグ(メルセデス)

 レッドブルのリカルドは、予選で驚きの2位を獲得、決勝では一時トップに立ったものの、パンクで後退、それでも追い上げて4位でフィニッシュした。

「今回の予選ラップはリカルドにとってキャリアベストといってもいいだろう。フェラーリを破ってフロントロウをつかんだのだ。スーパーソフトタイヤを完全にマスターしていたようで、それによって彼はまた一段レベルアップした」

「リカルドは、決勝4位までの自分の走りもこれまででベストの出来だったと語っている。序盤にタイヤがパンクしたことを考えると、その自己評価に同意できる。パンクがなければ彼は2位でフィニッシュしていたはずだ」

2016年第3戦中国GP ダニエル・リカルド(レッドブル)
2016年第3戦中国GP ダニエル・リカルド(レッドブル)

 9点が与えられたのは、フェリペ・マッサ、ケビン・マグヌッセン、マックス・フェルスタッペンの3人だった。

 ウイリアムズのマッサは10番グリッドから6位フィニッシュ。予選Q3に進めなかったのは赤旗の影響もあるが、最初のアタックでミスをしたことが大きいため1点減点された。しかし自らレースは「パーフェクト」だったと言うように、マシンのペースを考えると最大限の結果を出したものと考えられる。

 ルノーのマグヌッセンは17番グリッドから17位フィニッシュ。トラブルのため事実上最初に走ったのは予選ラップという状況にもかかわらず、Q2進出まであと一歩のところまでいき、決勝でもレースペースが遅いルノーで奮闘した。

 トロロッソのフェルスタッペンは9番グリッドから8位フィニッシュ。予選ではステアリングの問題を抱えていたがQ2ではカルロス・サインツJr.とほとんど変わらないタイムを記録。スタートで順位を落としたものの、そこから見事な挽回を果たした。あと1周あればハミルトンを抜いていたはずと評価されている。

※次ページ以降の内容
■「クビアトには全く非はない」。ベッテル、表彰台でも低評価
■マクラーレン・ホンダ:Q3の速さなし。レースペースにも課題
■全ドライバーへの評価点は……


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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