レッドブルF1のテクニカルディレクターを務めるピエール・ワシェは、2025年シーズンへ向けた新型マシンは、「パフォーマンスの適正範囲がどれだけ狭くなったとしても、チームが最大限の速さを発揮できるように設計されている」と語った。
2024年、レッドブルは7月中旬頃にマシン開発の限界を迎えたと考えられ、RB20からさらなるパフォーマンスを引き出すことに苦戦し始めた。その結果、マシンはマックス・フェルスタッペンでさえ乗りこなせないものになってしまい、第13戦ハンガリーGPでの獲得ポイント数はレッドブルにとって同シーズンで最低となった。
そんななかでチームが、マシンの最大限のパフォーマンスと適切なドライバビリティとの間で妥協点を見つけたきっかけとなったのは、2年前のマシンを用いてイモラでテストを行った時のことだったようだ。