メルセデスは、チームのシミュレーターの問題が、サマーブレイク後のグランプリに向けた準備に影響を与えたことを明らかにした。トラックサイドエンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、それらの問題が第15戦オランダGPと第16戦イタリアGPの両グランプリに向けた、ルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリの準備に影響を与えたことを認めた。
アントネッリは、FP1が始まったらすぐにスピードを発揮すべく、シミュレーター作業に大きく頼っている。しかしはチームは、オランダGPの準備でシミュレーターのグリップレベルを高くしすぎたため、ザントフォールトで走行を開始した際、アントネッリが窮地に追い込まれたことを認めた。フリー走行1回目では開始早々にコースアウトしたことにより、アントネッリはセットアップの準備で大きく遅れをとることになった。
