ニュージーランドのウェスト・オークランドにあるワイクメテ墓地で、モータースポーツ界の伝説的人物であるブルース・マクラーレンとその家族の墓が破壊行為を受けた。
1970年にイギリスで行われたCan-Amのテスト中、悲劇的な事故で亡くなったマクラーレン創設者が眠る、崇拝の対象である場所が、モータースポーツ界を信じられないような思いにさせる不可解な損壊行為によって汚されてしまった。冒涜は彼の妻パトリシアと彼の両親の墓石にまで及んでいる。墓石は金色の塗料で覆われ、ブルースとパトリシアの墓の上にはおもちゃのクルマが接着されている。またパトリシアの死後、黒く塗られていた「また会う日まで、ダーリン」という感動的な墓碑銘さえも、金色のペンキで粗雑に塗りつぶされた。姉と義兄の墓もいたずらされており、いっそう嫌悪感が募る。
