2025年F1第20戦メキシコシティGPで、マクラーレンが5戦ぶりに表彰台の頂点に立った。夏休み明け初戦となった第15戦オランダGPでオスカー・ピアストリが優勝して以降、勝利から遠ざかっていたマクラーレン。そのオランダGPでは104点まで開いていたドライバーズ選手権首位のピアストリと3位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の差はその後、レッドブルの復調とともに徐々に縮まり、スプリントとレースを完全制覇した前戦アメリカGP終了時点では40点となっていた。
メキシコシティGPでの勝利でレッドブルの勢いをひとまず止めることに成功したマクラーレンだが、この勝利によって別の問題が浮上した。というのも、メキシコシティGPで優勝したのはドライバーズ選手権リーダーのピアストリではなく、チームメイトのランド・ノリスだったからだ。第5戦サウジアラビアGP以来、ランキングトップの座を守り続けてきたピアストリがメキシコシティGPで5位に終わったため、リーダーがピアストリからノリスに交代した。
