しかし、両者ともにマシンにダメージを負うことなく走行を再開した。持ち込みのタイヤ選択数が分かれているだけに最初の40分間の使用タイヤもソフトからウルトラソフトまでまちまちだが、この寒さとスムーズな路面のため、各車ともタイヤとブレーキのウォームアップには苦労している。

 10時32分にはニコ・ヒュルケンベルグもターン7でスピン、11時26分にはエステバン・オコンもターン6でリヤが流れてスピンを喫したがこちらも走行を続けることができた。終了直前にはルイス・ハミルトン、キミ・ライコネンらがのブレーキングでタイヤをロックさせてランオフエリアをカットする場面もあった。

 最初の40分間でトップに立ったのはメルセデスAMG勢。1セット目の10周走行後にマシンを降りていたフェルナンド・アロンソは11時にようやくマシンへと戻る。

 しかし、走行再開直後の11時11分にターン8~9をショートカットしターン10にストップ。ハイドロ系の油圧低下で「ニュートラルになったみたいにギヤが滑って、ステアリングももの凄く重い」と訴えてエンジニアから「すぐに止めてくれ」と指示をされた。

 一方、バルテリ・ボッタスはピットイン時に激しくロックアップさせたことで右フロントタイヤにフラットスポットを作ってしまい、ここでFP1の走行を切り上げることになった。

F1カナダGP フリー走行1回目 ルイス・ハミルトン
F1カナダGP フリー走行1回目 ルイス・ハミルトン

 90分間の走行を終えて、トップタイムはハミルトンの1分13秒809。2番手にベッテルが0.198秒差、3番手にはボッタスが0.237秒差で続いた。2強チームの後方にはレッドブルを上回りフォース・インディア勢が入り、ノーズの新型カメラステーをトライしたストフェル・バンドーンは11番手タイムを記録している。毎年荒れることが多いカナダGPだが、FP1は1台もクラッシュなく終了している。

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