イギリス人が政治的に振る舞うのは、メディアだけではない。マクラーレンの中にも、そういう動きを見せる人物がいる。それはマクラーレン・テクノロジー・グループのエグゼクティブディレクターを務めるザック・ブラウンだ。カナダGP直前に、ある通信会社に次のようなコメントを発した。

メディアを利用して政治的批判を繰り返すブラウン
メディアを利用して政治的批判を繰り返すブラウン

「われわれは今回(カナダGP)アップグレードを期待していたが、それが来ないというのは大きな失望だ。われわれはいま”分岐点”にいる。どちらに進むべきかという段階に来ている。どんなオプションがあるかを語るつもりはない」

「いまでもわれわれの望みはホンダとともにチャンピオンなることだが、どこかの段階でそれが達成可能なのかどうかを判断しなければならない。アップグレードが予定通りなされず、このようなことが続けば、そう長く耐えられるものではない。そろそろ限界だよ」

 じつはこれは世界的な通信会社であるロイターの記者をマクラーレンのファクトリーであるマクラーレン・テクノロジーセンター(MTC)に呼んで行われた単独インタビューだった。ブラウンによれば「ロイターが取材したいというので、だったらMTCに来れば、時間を作るよと言ってやっただけのこと。時間は約30分間」だったという。

 ロイターの記事は全世界に配信され、多くのメディアが「”分岐点”に差し掛かったマクラーレンとホンダ」という見出しでブラウンのコメントを紹介。そのため、カナダGPでは2018年のマクラーレンとホンダの関係を憂慮する質問が相次いだ。

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