F2第4戦アゼルバイジャン 松下信治
F2第4戦アゼルバイジャン 松下信治

「動き出した瞬間は普通だったんです。そこからいつもホイールスピンを消すためにクラッチパドルを戻すんですけど、そうするとなぜかアンチストールモードに入ってしまって。実は僕がいつも使っているクラッチをサービス(整備)に出していて違うのを使ってるんですけど、それが良くないみたいです」

 そこからアントニオ・フオッコを抜いて4位へ。ピットストップでアルテム・マルケロフにオーバーカットされるものの16周目に抜き返して再び4位へ。落ち着いたレース運びで3番手ラルフ・ボシューンも射程圏内に捉えたが、ここでミスを犯してしまった。

「あれは僕のミスでした。突っ込みすぎてリヤがロックしてFP2の(マックス・)フェルスタッペンみたいになって。セーフティカー走行で後ろが詰まっていたんで、1コーナーでコースオフしている間にビリまで落ちてしまいました」

 その後何度も映像を見直したという松下は「あのまま(体勢維持で)頑張ればぶつからずに行けたかも」と語るが、ライバルを意識して焦りがあったことも認めた。

「後ろに選手権を争っている(オリバー・)ローランドがいて『こいつには前に行かれたくない』っていう思いがあったんで、ちょっと攻めすぎてしまったところがありました。いつも冷静にあるべきなんですけど、今日はこっちのクルマが良くなかったということと彼が速かったということもありました」

 そうやって冷静に物事を見つめ直し、自分のミスも素直に認め受け容れられるようになった。そうすることによって、ミスから学び、成長できる。

本日のレースクイーン

優羽ゆうは
2025年 / スーパー耐久
LOVEDRIVE RACING
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円