これで選手権首位のルクレールは122点と頭ひとつ抜け出たが、2位ローランドが80点、3位マルケロフ76点、4位ルカ・ギオット57点、5位ニコラ・ラティフィ53点、6位松下が50点と、2位以下は混戦模様が続いている。もちろん松下もF1スーパーライセンス取得のための最低条件であるランキング3位を意識して戦っている。
「(レース1で)獲れたはずのポイントを逃したのは痛いですけど、幸いなことに選手権を争っている連中も結構リタイアしたんで、そこは助かりましたね。ライバルはローランドとマルケロフですね。速さでは負けてないけど、レースの上手さという点ではローランドなんかはよく見ているし、アグレッシブだしそのへんはまだ負けているなっていうのもあります。それでもまだ2位まで30ポイント差なんで、1回で入れ替わる距離ですしね。とにかくポイントを獲るレースをしていればこうやって誰かが潰れていくと思うし、今はそこに集中して戦っていきたいと思っています」
2週間後のレッドブルリンクからは久々にヨーロッパのグランプリサーキットに戻り夏休みまで3ラウンドが続く。ここが松下にとって正念場になりそうだ。
「レッドブルリンクはウチのクルマも速いだろうし、予選で良いところにいって(レース1とレース2の)ダブル表彰台を狙います。今回はミスをしちゃいましたけど、ミスしなければ常に表彰台が狙える位置にいられると思うし、頑張ります」