1)罰金
罰金で済ます場合、タイトル争いへの影響はゼロだ。しかし現役ドライバー中、トップクラスのサラリーを得ているドライバーに罰金というのは非常に軽い罰であり、納得しない人々が多いかもしれない。
2)グリッド降格ペナルティ
裁定が下った次のグランプリで3グリッド降格、あるいは最後尾への降格ペナルティを受けるかもしれない。ベッテルにとって多少は痛手になるが、今年のフェラーリの競争力を考えれば、最悪の事態とはいえない。
3)タイム加算ペナルティ
今回のベッテルの場合は、タイムペナルティを受ける可能性は低いだろう。すでに10秒のストップ&ゴーを受けているので、二重に同種のペナルティが科されることになってしまうからだ。
4)失格
アゼルバイジャンGPの結果を取り消される可能性がある。決勝中、レーススチュワードはそれも検討したものの、タイトル争いに影響を及ぼすことを恐れて、そこまでは踏み込まなかったという。FIAがベッテルを失格にすることを決めるなら、ベッテルは12点を失うことになる。