ヒュルケンベルグは14周目にピットインして早々にソフトタイヤに交換した。4位ライコネンはトラブルを抱えながらの走行で5位ハミルトンはその後方に迫るが、なかなかオーバーテイクを仕掛けるところまではいかないまま膠着状態が続く。29周目にはマグヌッセンがハイドロ系を失ってピットに戻りリタイアとなった。

 31周目にハミルトンが先陣を切ってピットインしウルトラソフトに交換。ライコネンはこのアンダーカットに反応しようとしたが、すでにハミルトンが驚異的なファステストラップを記録しておりアンダーカットされるのが濃厚となったためステイアウトに切り替えた。

 33周目にはリカルドがピットインし、翌周にタイヤのバイブレーションを訴えていたベッテルもピットインしてともにスーパーソフトに交換する。一方でフライングの嫌疑が晴れた首位ボッタスはステイアウトでチームから指示されたターゲットラップタイムで走り続け、40周目にピットインしてベッテルの前でコースに戻った。

 ピットインを遅らせるライコネンが一時的に立つが、44周目にはボッタスがターン4手前で易々とパス。ライコネンはその周にピットインしてハミルトンの後ろでコースに戻り、ステイアウトに掛けた望みは裏切られた。マシントラブルを抱えたサインツもピットインしてリタイアを余儀なくされ、12位を走っていたバンドーンは青旗無視でドライブスルーペナルティを科された。

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