■キャッチポイント1
雨が降りそうで降らなかったオーストリアGPだが、降りそうで降るのがイギリスGP。シルバーストンではこの10年間にウエット・セッションの確立が約50%。いつ雨雲がくるか、ドップラー・レーダーでは不明。各チームは“天候スポッター”を配備、そういうスタッフをあちこちで見かける。

■キャッチポイント2

例年イギリスGPに空力のアップデートを導入しているレッドブル
例年イギリスGPに空力のアップデートを導入しているレッドブル

 予想されるのはメルセデス対フェラーリだが、ダークホースはレッドブル・TAGホイヤー(ルノー)。エイドリアン・ニューウェイはいつもここに“空力のタマ”を出してくる。

 ダニエル・リカルド3位入賞のオーストリアGPはその“前振り”、セクター2だけでなくそのエアログリップ効果はどうか。さらに『エクソン・モービル』が新燃料アップデートを予定、ワークス・ルノーとは別ブランドで、それが両チームここまでの戦果の差になっている。

■キャッチポイント3
 フェラーリ・パワーユニットの開発にも動きがあった。イギリスGPに新バージョン投入予定だが、その開発リーダーが最近辞任。またも気になるフェラーリ内部の“人事異動”だ(ベッテルはこれに対しては“ノーコメント”)。新バージョンによって、予選に強いメルセデスに肉薄できるか。

■キャッチポイント4
 タイヤチョイスが大胆に分かれた。スーパーソフト最多10セットのマクラーレン、予選で中間チームの頭に出たい。フェラーリ多め9セット、メルセデス少なめ6セット、フェラーリには、明らかな予選重視が読みとれる。

 2強とは異なる選択をしたレッドブル、スーパーソフト8セット、ソフト4セット。いい狙いかもしれない。雨がどこかで絡むシルバーストンではドライセットを温存できる。濡れ乾きコンディションを望む彼ら、“全天候型(?)”のチョイスか。

■キャッチポイント5
 1950年5月13日に始まったF1グランプリ第1戦から966戦目のイギリスGP。今後の開催継続に暗雲が立ち込めている。10年にバーニー・エクレストン氏とかわした現行契約は27年まで、毎年その契約金が5%上がり、最終的には推定2600万ポンド(約37億9600万円)になる。この契約をどうするか、事前協議がこのイベント前後から始まる。

■キャッチポイント6
 昨年に試された“ハロ”に変わる、シールドタイプのコクピット・プロテクション・システムの実験走行が実施される。フェラーリが担当するが、その実物の見映えはいかに? 超高速コースでのテスト次第で、近未来F1デザインの方向性が決まっていくかもしれない。

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