メルセデスのドライバーであるルイス・ハミルトンは、2016年のF1シーズン中に使用可能なパワーユニット5基を超え、グリッド降格ペナルティを受けることは避けられないと考えている。 

 現チャンピオンのハミルトンには、中国GPで予選結果に影響を及ぼしたMGU-HのトラブルがロシアGPの予選でも発生。その後チームはハミルトンのパワーユニットを、オーストラリアGPから2戦に使用し、中国GPでのトラブル後に新パーツを組み込んだものへと交換した。内燃機関(ICE)、ターボチャージャー(TC)、MGU-H、MGU-K、コントロール・エレクトロニクス(CE)、エナジーストア(ES)の6コンポーネントのうち、ひとつでも6基目になると、ペナルティが与えられることになる。残り17戦の現段階で、すでにハミルトンはTCとMGU-Hが、それぞれ3基目となっている。

「エンジンが足りなくなることを心配している。それが痛手となっているのではなくて……状況として、とても良くない。いまは以前より状況が把握できているので、どのエンジンを選ぶかについては、とても慎重になっている。今シーズンの僕には、あと3基しか残されていないからね。おそらく僕は、どこかの段階で、もう一度ペナルティを受けることになるだろうけれど、できる限りベストな仕事をするつもりだ」

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