コックピットからの脱出に要する時間は、レギュレーションによって上限が決められている。だが、その規則を緩和して時間を少し伸ばすことは、より高い安全性を得るための小さな代価として許容できる、とホワイティングは言う。

「それ(脱出が容易であること)は、とても重要なファクターになるだろう。実際の開口部の大きさを見る限り、ハロとエアロスクリーンに大きな違いはない。ロシアGPの木曜日には、念のためにダニエル(リカルド)にジャンプアウトテスト(脱出所要時間のテスト)をやってもらった。彼はエアロスクリーンを付けた状態では1周しか走らない予定だったが、それでも不測の事態が起きる可能性はゼロではないからだ」

「私たちは、彼が規定の時間内に脱出できることを確認しておきたかった。そして、彼は実際に時間内に脱出できたし、慣れればもう少し短い時間でもできそうだった」

「チームもドライバーの脱出が楽になるようなシステムを開発していくだろう。また、どうしても脱出時間の規定をあと2~3秒長くする必要があるのなら、それはドライバーの頭部の保護能力を高めるための小さな代価として受け入れるつもりだ」

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