長谷川総責任者は、「昨年と同じくらい」というポジションについて明言は避けたが、最新型ではないメルセデスのPUを搭載したチームとほぼ互角に戦えるという意味だと考えていいだろう。そして、それは開幕時に昨年よりも広げられていたギャップが、ようやくスペック3の投入で、ほぼ昨年と同じにまで詰まったということを意味する。

 もうひとつの収穫は、10戦目にしてようやくバンドーンが調子を取り戻していたことだ。フェルナンド・アロンソのドライビングは、今年のスペインGPの予選7位や、イギリスGPの予選Q1でトップタイムのように、並外れたテクニックが必要なため、シャシーやPUの真の性能が判断しにくい。バンドーンが遅いのではなく、アロンソの走りが桁外れなのである。

 つまり、そのバンドーンが予選で初めてアロンソを上回ったということは、マシンの出来がPUも含めたパッケージとして、向上しているということを意味する。

 イギリスGPが始まる前は、パワーサーキットのシルバーストンで厳しい戦いが予想して、現地に乗り込んだマクラーレン・ホンダ。レースを終えた彼らは、ポイント獲得ができなかったことを悔しがって、シルバーストンを後にしていた。

辛口コラムはF1速報WEBで連載中
マクラーレン・ホンダ辛口コラム オーストリア&イギリス編:あらゆる意味でもはやトップチームのレベルにはないマクラーレン

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