2016年F1最初のフライアウェイ最終地となったロシアGPでは、多くのアップデートは見られなかった。各チームはヨーロッパラウンドの緒戦、スペインGPへ向けて大型アップデートを準備しているようだ。まずは、ソチで見られた変更を確認しておこう。

フェラーリは3トークンを使用して内燃機関(ICE)を改善したパワーユニットを投入するとともに、フロントウイングを変更してきた。

SF16-Hのウイングには、新しく大きめのフラップが追加された。これまでのフロントウイング(下写真)には、白く塗装された、ふたつのフラップが装着されているが、今回は大型化した3つのフラップとなっている。結果的にメインプレートに装着された、ふたつめのフラップの長さが短くなり、フロントウイングを構成する5つのフラップの大きさが、ほぼ等しくなった。また、ウイング上面の一番内側にあるスプリッターの形状が変更されている。

フェラーリのフロントウイング(バーレーンGP)
フェラーリのフロントウイング(バーレーンGP)

 

今回のアップデートはフロントウイング中央部分に影響を与えているが、このエリアはダウンフォースを発生させるための箇所であり、今回の改良は気流を整えるためではないと考えられる。結果的には単純に、より多くのダウンフォースを作り出すという狙いだろう。

ソチは市街地を利用したサーキットでコース幅も狭いため、多くのダウンフォースが要求される。そこで投入したウイングは、今後レース専用のパーマネント・サーキットでも使用される可能性がある。

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