ルノーF1チームはフロントウイングのカスケードに新しいエレメントを追加してきた。しかし、上海ではケビン・マグヌッセンがリヤサスペンションのトラブルに見舞われ、フリー走行で多くの時間を失った。

 

ルノーR.E.16のフロントウイング

 

中国GPに持ち込まれたフロントウイングは、カスケードの内側部分に小さなウイングレットが取りつけられていた。旧仕様(メイン写真)では「旗」のような形のベーンがあったところだ。新しいウイングレットは、ラピッドプロトタイピング用の素材で作られているように見える。実際、このように小さくて複雑な形状のパーツを金属の削り出しで作ったり、型を起こしてカーボンファイバーで製作するのは、意外に厄介な仕事なのだ。

ラピッドプロトタイピング素材で製作しているとしたら、このパーツにかかる負荷は、あまり大きくないと考えていいだろう。つまり、このパーツ自体がダウンフォースを発生するのではなく、フロントホイールの乱流とドラッグを減らすための気流のコントロールに使われているということだ。

中国GPのフリー走行でマグヌッセンのマシンに起きたトラブルの直接的な原因は、リヤサスペンションのパーツの破損だった。カーボンファイバー製のパーツのひとつが壊れてリヤホイールを保持できなくなり、ホイールとタイヤを引きずりながらピットに戻ることになったのだ。

ルノー・チームは、ジョリオン・パーマーのマシンも含めてリヤサスペンションまわりを入念に点検し、問題のパーツには応急的な対策が施されている。

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