「なぜストフェル(・バンドーン)のホームグランプリのベルギーGPにあえてペナルティを受けてでもスペック3.6を入れたのかというと、信頼面でのリスクを負いたくなかったからです。しかも、きちんと走りきれば、イタリアGPよりもベルギーGPのほうがポイントを取れる可能性がありますから」

 バンドーンがスペック3を入れたのは、第9戦オーストリアGP。これに対して、アロンソは第10戦イギリスGPだった。バンドーンは今回のベルギーGPが4戦目。

 本来なら、距離的に1基で4戦は走り切らなければならないが、スパやモンツァはエンジンに対しする負荷が大きく、4戦目として使用するにはできれば避けたいコースだったことも、ホンダにとってはスペック3.6を入れる理由となったのではないだろうか。

「基本な考えとして、ホンダとしては少なくともレースを走行している最中に問題を起こしたくない。さらに、もし一か八かでハンガリーGPで走らせたスペック3をベルギーGPでブローさせてしまうと、いわゆる金曜日エンジンとしてストックすることができないため、今後エンジンのやり繰りという面でも厳しくなります」

 これが、ベルギーGPでホンダが、アロンソにスペック3.5を、バンドーンにスペック3.6を投入した理由だった。

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