一方、フェルナンド・アロンソは14周目のロッジアでジョリオン・パーマーのインを突くが、ブレーキを遅らせたパーマーは行き場をなくしてシケインをカットするかたちでコースに戻る。これに対してアロンソは強く抗議した。

アロンソ(以下、ALO)「PALは一体何をやってるんだ! 彼はシケインをカットした。ポジションを僕に戻す必要がある!」

MCL「了解」

ALO「ターン4だ。シケインをカットしたんだ」

MCL「映像で見ていた。レースディレクターには報告しているよ」

 パーマーには5秒加算ペナルティが科されることになったが、アロンソはこの裁定に不満だった。

MCL「PALに5秒加算ペナルティが科された」

ALO「5秒!? 冗談だろ? なんてジョークだ!」

 アロンソのフラストレーションは別のところにもあった。ギヤボックスが不調を来たしていたのだ。センサーのトラブルでクイックシフトが使えず、1周につき1秒はロスをしていた。

ALO「XXX! アップシフトが酷い」

MCL「了解。何かできることがないか今調査しているところだ」

ALO「みんなすまない、でも(現状打破のためには)何かをやる必要がある」

MCL「デフォルト03を試してみてくれ」

ALO「それとPALの件はノーブレイナー(考えるまでもないこと)だろ!」

パーマーとアロンソのふたりは激しいバトルを演じた

 30周目にピットインの指示が出され、アロンソはまだタイヤのライフが残っていると主張したがチームは譲らなかった。

MCL「この周ピットインしてくれ。ピット出口でGROと接戦になる」

ALO「まだペースは充分ある!」

MCL「いや、今ピットインする必要がある」

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