「今回、マクラーレンとのコラボレーションがうまく行かなかったのは、(2008年限りでF1から撤退した)空白期間があったことが大きかった。しかし、いまはその遅れを取り戻すべく、かなり大きな資源を投入していています。トロロッソとの新しいパートナーシップは、ホンダF1にとって新たな歴史の1ページを開くことになるでしょう。いまから来年の開幕が楽しみです」森山本部長は語る。

 では、ホンダは来年の目標をどのように設定しているのか。

「トップ3、上位に加われるところに到達することがわれわれの早期の目標です。たしかに現在は苦しい状況ですが、この苦境を乗り越えることが、ホンダのチャレンジングスピリットです」

 そう森山は語ったが、トロロッソがこれまで表彰台が上がったのは2008年のイタリアGPでセバスチャン・ベッテルが優勝した1回だけ。現実的にはかなり厳しい。

ザック・ブラウンと握手するルノーのシリル・アビデブール

 それよりも、ホンダとしてはまずはルノーを選択したマクラーレンには負けたくないというのが本音ではないか。これはマクラーレンと同じPUを搭載することになったレッドブルも同様。

 そういう意味では来年のF1は、それぞれの思惑が交錯する熱い戦いになりそうで、見る側にとっては、今回のスワップは歓迎すべきことだったのかもしれない。

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