1コーナーまでの距離が短くないコース、ウエット・コンディションになった場合などには“スポッター”の存在は有効だろう。来年からはコクピットに頭部保護を目的にした『ハロ』が義務付けられる。

2017年F1第14戦シンガポールGP ベッテル、フェルスタッペン、ライコネンがスタート直後に接触

 今と同じ視界・視野が確保できるかどうか、ナイトレース×ウエットとなったこのレースから、学ぶことがある気がする。

 完走12台サバイバルレースは2年前、15年アメリカGPまでさかのぼる。こういうときこそ中団チームは大量得点チャンス。

 トロロッソのカルロス・サインツJr.4位、フォース・インディアのセルジオ・ペレス5位、ルノーのジョリオン・パーマー6位、マクラーレンのストフェル・バンドーン7位、ウイリアムズのランス・ストロール8位、ハースのロマン・グロージャン9位入賞。ザウバーはパスカル・ウェーレインが2周遅れ12位で入賞ならなかったが、10チームのうち8チームがポイントゲット(15年アメリカGPもそう)。

2017年F1第14戦シンガポールGP ジョリオン・パーマー

 ルノーがハースを抜き返しランク7位奪還、この週末に多くの話題を提供した彼らが6位トロロッソに10点差に迫った。

 最後に加えるとシンガポールGPでも雨はあった。決勝レースではない10年金曜FP1と土曜FP3だ。関係者は忘れたかもしれないが雨がやんでもここの路面は濡れたままいっこうに乾いていかない。

 ドライへの“チェンジオーバー・タイム予測”は大外れに(レッドブルのマーク・ウェバーがBSミディアム・タイヤでFP1最速1分54秒台)。

 メーカーは違っても路面状態に変わりはなく、ここはライン・ドライに見えても粘るのが得策、データよりもドライバー判断となる。

2017年F1第14戦シンガポールGP 優勝の喜びを爆発させるルイス・ハミルトン(メルセデス)

 一人勝ち残ったハミルトンはインターミディエイトで前半29周(最多ラップをカバー)、ベスト1分58秒469。ウルトラソフトで後半29周(2等分戦略)、ベスト1分45秒008。
 10年に一度の濡れ乾きマリーナ・ベイ・ストリートを2時間03分23秒544で走破、陸上マラソン・ランナーのようなタイムで――。

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