今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、22人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選ぶ。レース結果だけにとらわれず、3日間コース上のプレーを重視して採点する。

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☆ エステバン・グティエレス
 ロマン・グロージャンばかりが開幕から目立つ一方で、トラブルまみれが続き不機嫌だった彼。流れが変わったのは予選Q1、8位に飛び込んできたのに驚いた。Q2ではアタック決まらず16位、そこから2ストップ作戦の力走、相棒とバトルしながら一時8位。ミディアム最長35周は終盤つらくてフェリペ・マッサ、ジェンソン・バトン、ダニール・クビアトに譲らざるを得ず、入賞目前11位。今季ハースでやっとレースらしいレース。

2016年F1第5戦スペインGP ロマン・グロージャンとエステバン・グティエレスのバトル
2016年F1第5戦スペインGP ロマン・グロージャンとエステバン・グティエレスのバトル

☆ マーカス・エリクソン
 マノーに追いまくられる厳しい現状のザウバーでルノー勢を抑える12位。次々に相棒フェリペ・ナッセ、ケビン・マグヌッセンを抜いた「ベストレース」と本人も、その気持ちすごくよく分かる。

☆ ジョリオン・パーマー
 “交代説”の噂が騒がれ集中するのも難しかった週末、激しい中位集団戦を切り抜けた。最後ソフトを履いた相棒マグヌッセンとデッドヒート、ハード・タイヤで対抗した13位。(パーマー、グティエレス、エリクソンの3人ともチームメイト相手に戦った健闘に揃って☆を)。

☆☆ バルテリ・ボッタス
 ロシア予選2位からここで7位ダウン、コース特性によって乱高下するFW38。低速シケインに限らず、高速3コーナーでもダウンフォースが不足気味。マッサは予選で18位に転落してしまった。単独走行の2ストップ・レースを5位で仕上げることができたのはQ3アタックで7位に食い込んだから。現在、彼らウイリアムズだけが今季ダブル入賞100%(!)。

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