その事実を物語るのは、今年の日本GPのレース中にアロンソの無線が静かだったことだ。アロンソの鈴鹿での無線で思い出されるのは、マクラーレン・ホンダとして初めて母国グランプリに臨んだ2015年だ。このとき、アロンソは今年と同じ11位でフィニッシュしているが、レース中、非力なホンダのパワーユニットを「GP2エンジン!!」と批判したものだった。

 しかし、今年アロンソは無線だけでなく、記者会見でもホンダを批判することはなかった。理由はレース中、アロンソは周回遅れになるとき以外は、コース上でいっさいオーバーテイクされなかったからだ。もしも、アロンソのPUが金曜日にハイドロ系のトラブルに見舞われていなかったら、アロンソも十分にポイントを獲得するだけの速さがあった。

 もちろん、レースは結果がすべて。だが、結果に至るまでの過程は過去2年と大きく違う。マクラーレンと組んで臨んだ最後の母国グランプリとなった今年の日本GP。ホンダは初めて堂々とした戦いを演じたのだった。

辛口コラムはF1速報WEBで掲載中
マクラーレン・ホンダ辛口コラム 日本GP編:なんという皮肉……。別離を決めてからパフォーマンスが向上

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