ロシアGP、スペインGPと2戦連続でポイントを獲得したマクラーレン。エリック・ブーリエが「フロントウイング、フロア、リヤウイング、ブレーキダクトなどマシン全体の空力パッケージを一新した」と語ったとおりの大型アップデートだったが、残念ながら、フロントウイングだけはひとつしか間に合わず、スペインGPではジェンソン・バトンが使用した。その理由をブーリエは「中国GPで新パーツがひとつしか用意できなかったとき、フェルナンド(アロンソ)が使用したため、今回はジェンソンに優先権があった」と説明している。

 その新フロントウイングに近づいて見てみよう。2枚のアッパーフラップの内側に切れ目が入り(写真:赤の矢印)、翼端板内側のカスケードウイングの内側のフィンに、もう1枚小型のフィンが追加されている(写真:水色の矢印)。また、メインフラップ翼端板側のフラットな部分が広くなっている(写真:紫の矢印)。

 ただし、このフロントウイングを使用したバトンはスペインGPの週末を通してセットアップ作業に悩み、予選ではアロンソにコンマ2秒及ばなかった。レースではニュータイヤのグリップを利用してスタートダッシュを決めたものの、ロングランではアロンソのほうが安定して速く、苦しいレースとなった。バトンはスペインで、なんとか9位入賞を果たしたものの、新フロントウイングの効果を評価するには、もう少し時間が必要かもしれない。

本日のレースクイーン

相沢明日加あいざわあすか
2025年 / スーパー耐久
なんでやねんず
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円