「今年のウイリアムズは、ウルトラソフトタイヤの導入によって昨年までの問題が解決され、不利な部分が少なくなった。それでも最も良いシャシーを持っているのはメルセデス、レッドブル、フェラーリの3チームだ。マクラーレンは(シャシーの良さを)証明しなければならない。もしモナコで強さを発揮できれば、彼らのシャシーは僕ら(トロロッソ)のものより良いということになる。まだ何も見ていないのだから、それは『今後わかること』だ」
木曜日に行われたフリー走行では、ジェンソン・バトン10位、フェルナンド・アロンソ12位と、マクラーレンの結果は思わしいものではなかった。
「僕らふたりとも、フロントエンドに大きな問題を抱えている。午後はだいぶ良くなっていて、望むところに近づけた」とバトン。
一方のアロンソは、予選までには改善できるだろうと楽観的な姿勢を保っており、以下のようにコメントしている。
「サーキットレイアウトから見て、とても良いチャンスになるだろうと思っている。フリー走行では、もう少し競争力を発揮できることを期待していた。でも僕らは冷静でいなくてはならないし、まだ木曜日だ。土曜日までにマシンに潜む多くのポテンシャルを引き出す必要がある。(フリー走行では)アンダーステアが大きく、バランスが良くなかったので、まだラップタイム向上の余地は多い。本来のタイムは土曜日に出るはずだ」