F1モナコGPのFIA木曜会見は、マクラーレンとザウバーからチームを代表するふたり、そしてメルセデスとルノーとトロロッソの技術責任者クラスが出席し、いつにまして“お堅い”印象となりました。

 まず話題の中心となったのは、やはり前列中央に座ったザウバーのモニシャ・カルテンボーン代表。チームの財政難に関する質問が飛びますが、もちろん想定の範囲内で「問題解決に全力を尽くしているし、近いうちに解決できると自信を持っています」と、かわします。「ペーター・ザウバーが代表を務めていたときよりも厳しいのは、どうしてか?」という、ある意味ではモニシャの能力に疑問を呈するような質問には「スポーツとしてもビジネスとしても時代が違いますし、比較はできません」と華麗にスルー。また、ジュール・ビアンキの遺族がFIAなどを相手に訴えを起こす件に関しての質問を「弁護士資格を持っているモニシャから意見を伺いましょうか?」と司会に投げかけられたものの「弁護士資格を持っているからこそ、コメントはしません」と返答。法廷ばりに揚げ足を取らせない、巧みな弁論ショーを展開したのでした。

 それと比較すると、マクラーレンのエリック・ブーリエは「メルセデスの独走を終わらせるのはマクラーレンしかない」という報道について聞かれ「まず我々マクラーレンの野望とは……」と、はぐらかし、最終的には「それはロン(デニス)のコメントだと思うが……彼には素晴らしいキャリアがあり、F1界の伝統なのだから」と、まったく質問に対する答えとなっていない始末。

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