更新日: 2016.05.29 15:03
F1第6戦モナコGP 予選トップ10ドライバーコメント
2016年F1第6戦モナコGP予選、トップ10で終えたドライバーたちが、予選日を振り返った。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=1位
嬉しいよ! 必要な時にうまくまとめることができた。予選でひたすらパフォーマンスを向上させていき、リズムを見つけ、Q3の最初のランでやるべきことができた。
今年は常に予選ですごくいい走りをしていると思う。そしてF1で初のポールをここモナコで獲得できたというのが最高に嬉しい。どこよりもここはポールの価値がある場所だからね。
明日はポールを優勝につなげたい。それが僕らのプランだよ。チームにとっても久しぶりのポールポジションだから、最高の気分だ。
今週末は最初から、自分が今日この位置に立てると信じていた。その確信が現実になったのは素晴らしいことだ。
いいラップだった。あのラップを走った後、それを破るのは難しいだろうと思っていた。僕らはメルセデスを相手に高い競争力を示していたけれど、Q3までは最高の出来のラップを走れていなかったんだ。
Q2ではスーパーソフトを使ってとてもいいラップタイムを出すことができた。だから明日のレースはこのタイヤでスタートする。これによってピットインのタイミングについて選択肢が増えるだろう。それ(Q2での自己ベストタイムをスーパーソフトで記録すること)ができれば、ちょっとした“おまけ”が手に入ると思った。だからやってみたんだ。今の時点では見通しが明るいと感じる。明日何が起こるのかはまだ分からないけど、より柔軟に対処できる可能性が高まるはずだよ。
今日やるべきことはポール獲得で、それを達成できた。明日どうなるかを見ていこう。でも僕は今まで、やれることはすべて実現させてきた。
(予選トップ3記者会見で語り)この数戦、いい走りをしていたのに、それが十分に報われていなかった。
(スペインGPでは勝利を失うという悔しい出来事があったが、今夜はよく眠れるのでは、と聞かれ)今夜は間違いなくぐっすり眠れると思う。やろうと思っていたことを達成したという実感があるからね。24時間後にまた同じ位置に戻って来たい。
スペインの決勝は僕には不利な展開になったけど、それを跳ね返して立ち直りたいと思っていた。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 予選=2位
ダニエル(・リカルド)が予選Q3の最初のアタックラップを走った時、ものすごくびっくりした。『くそっ! とんでもなく速いな!』と思ったんだ。
それ以上のタイムを出そうとベストを尽くして、少し近づけたけど、残念ながらポールには届かなかった。
レッドブル、特にダニエルは今日本当に素晴らしい仕事をした。初めてのポールポジションを獲得した彼におめでとうと言いたい。自分にとって初ポールをここモナコで獲得できるなんて、最高の気分だろうね。
明日、僕らにも勝てるチャンスはまだ残されている。スタートで、ダニエルは僕らより硬いタイヤを履くから、グリップレベルも低い。だからそこが順位を上げるチャンスになるだろう。
中国で僕が皆より硬いタイヤを履いてグリッドについた時、スタートで彼に追いつかれた。明日、その時のお返しをして、彼を追い抜けるといいね。
週末を通してスタート練習を繰り返してきた。面白いことになりそうだよ。モナコという最高のサーキットでレースをするのが待ちきれない思いだ。
Q3序盤に彼が出したタイムにはびっくりした。僕は自分がいいタイムを出したと思っていたんだ。でも彼はコンマ3秒速かった。そのタイムに追いつくのは難しいと分かっていた。自分がポールを逃したとは思っていない。今日の僕には不可能だった。今日の彼は速かった。ポールに値する。僕の速さは十分じゃなかったんだ。
レッドブルは最近素晴らしい仕事をして進歩している。エンジンがよくなったことでまた大きく前進した。彼らはライバルだ。フェラーリもそうだ。でも、モナコは独特のサーキットだから、結論を出すのは控えるけどね。