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2017.12.30

マクラーレン・ホンダF1辛口コラム総括編(2)ホンダに依存しながら侮辱し続けたマクラーレンの咎


F1 | マクラーレン・ホンダF1辛口コラム総括編(2)ホンダに依存しながら侮辱し続けたマクラーレンの咎

 だがマクラーレンはそういったことに全く配慮しなかった。ロン・デニスは年間6,000万ユーロ(約81億円)を提示したスポンサー候補2社のオファーを断った。その企業はマクラーレンと提携するにふさわしいブランドではなく、それをタイトルスポンサーにすればマクラーレンの価値が下がるというのがデニスの主張だった……。よくもこれほどまで尊大で愚かな判断が下せたものだ。その結果、マクラーレンはいまやタイトルスポンサーなしの5シーズン目を送ろうとしている。

 自身いわく“スポンサー交渉における第一人者”のザック・ブラウンは、マクラーレンに加入して1年以上たついまも、タイトルスポンサーを確保できずにいる。彼はマクラーレンの運を好転させられるのは自分しかいないと株主に思い込ませているが、大口をたたくだけで、自分の得意分野であるはずの仕事で全く結果を出していない。さらにマクラーレン全体の傲慢さに感化されたか、マクラーレンは他の企業の名前がチーム名に加わることを望んでいないのだと彼は主張し続けている。はいはい、そうだね。私も、プールとジムがついた豪邸になんて住みたくないから、あえて小さなアパートに住んでいるのだ……。

2017年F1第20戦アブダビGPがマクラーレン・ホンダにとって最後のレースとなった

 マクラーレン自体がいくつか過ちを犯しているにもかかわらず、エリック・ブーリエやアロンソ、そしてストフェル・バンドーンまでもが、毎日毎日ホンダを非難しているのを聞くのは耐え難かった。彼らはホンダが金を出しているからこそ仕事を失わずに済んでいるということを忘れているようだった。ブーリエはF1キャリアのなかで何ひとつ成果を出していないにもかかわらず、何度も世界タイトルを勝ち取ったかのように振る舞っている。その傲慢さはいかにもフランス人的であり、はっきり言えば、マクラーレン的だ。アロンソは世界最高レベルのドライバーであることは間違いないが、この11年間、一度もタイトルを獲得できず、5年近く優勝すらできていないのには、それなりの理由がある。気性が難しく、チームにおいて破壊的存在になってしまうというのが大きいだろう。

 彼らは自分たちに恩恵をもたらしている相手を批判し続けた。ホンダはそういう人間たちと付き合わなければならなかったのだ。総責任者の長谷川祐介氏が、マクラーレンとの提携を終えた時、ホンダのスタッフ全員が心からほっとしたと明かしていたが、その気持ちがよく分かるというものだ。


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