「新しい展開は何もない。議論は継続中で意見は分かれたままだ」とアビテブールはAuto Hebdoに語った。
「現在のエンジンを改善する必要がある。いくつか課題はあるからね。音を大きくし、パフォーマンスを向上させたい」
「燃費、コンポーネントの走行距離、エンジンペナルティといったものによってポテンシャルを制限するのはやめよう」
「なによりも現在のエンジンを将来のエンジンの基礎として残してはどうだろう。2021年に大改革を行う必要はないし、誰もそんなことは望んでいないのだ」
ルノーは2017年、MGU-Hが引き起こした信頼性の問題に苦しめられたが、アビテブールは、将来のエンジンからMGU-H技術を奪うのが良い考えだとは考えていない。
「現時点の状況を見れば、私にとってMGU-Hは好ましいものではないと言わざるを得ない」とアビテブールは11月に語っている。
「しかし2020年までに、我々は問題を収拾しているだろう」
「そうすれば、マニュファクチャラーと顧客チームにとってパワーユニットはより安価なものになるだろう。それなのに、新しいエンジンコンセプトではすべてがゼロからのやり直しになる」
「そしてまた正しい解決策を見つけるマニュファクチャラーと間違った解決策を選ぶマニュファクチャラーが出てきて、ふたつのグループに分かれてしまう。そうしたわけで、現行のコンセプトから逸脱する理由が私には見当たらないのだ」
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