フェラーリのキミ・ライコネンはF1モナコGPの決勝レース中に、ヘアピンで単独クラッシュ。脱落したフロントウイングを巻き込み、危険な状態で走行を続けたことで審議対象となっていた。

 ウエット状態でバリアに接触したライコネンは、ロマン・グロージャンをガードレールに押し出すようなかたちでコースに戻り、次のコーナーへと進入。さらにフロントウイングを挟み込んだ状態でありながら、リタイアするまで、トンネル内をスロー走行していたことが問題となった。

 しかし、エマニュエル・ピロを含むスチュワードは、フェラーリとライコネンの言いぶんを認め、ペナルティなしの判断を下した。

「ドライバーは、まずノーズを交換するためにピットへと戻る可能性を考えた。無線交信が、これを裏づけている。しかし、チームはできるだけ早くクルマを停めるように伝えた。安全な場所にクルマを停めるためには、トンネルを抜けてランオフエリアへと行くしかなかった」

 ライコネンは「クルマを停めるように言われたときは、もうトンネルのなかだったんだ。トンネルの真ん中で停まるわけにはいかない」と説明を加える。

 また、グロージャンを押し出そうとしたわけではなく「コーナーを曲がっていこうとしたが、フロントウイングを失っていたため、うまくいかなかった」という。

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