F1モナコGPで同士討ちを演じた、ザウバーのフェリペ・ナッセとマーカス・エリクソン。実は、ふたりの間にはスペインGPから火種がくすぶっていた。メルセデスが全滅したクラッシュとマックス・フェルスタッペンの初優勝で目立たなかったものの、スペインGPでザウバー2台は接触寸前の事件を起こしていたのだ。

 スペインGP決勝の44周目。3ストップ作戦のエリクソンが、2ストップで粘走していたナッセをオーバーテイクしようとしたところ、1コーナーのブレーキングでナッセがエリクソンをブロック。エリクソンがラインを変えてコースオフしたため追突は回避されたが、一瞬ヒヤッとする場面だった。その後、エリクソンは50周目にナッセをオーバーテイクしたが、そのときもナッセに幅寄せされたため、無線で怒りをぶちまけていた。

「あれはないだろう! 危ないよ。ったく、チームメイトだろう。頼むよ!!」

 モナコGPの水曜日に行われた会見で「スペインGP後にチームメイトと話し合いは行ったのか」とエリクソンに尋ねると「いや、通常のミーティングしか行わなかった」との返事。しかも、この会見の際にもエリクソンとナッセは“ニアミス”を起こしていた。

本日のレースクイーン

菊池ゆうきくちゆう
2025年 / スーパーGT
TWSプリンセス
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年6月号 No.1608

    [特集]レッドブル 角田裕毅
    5つの進化論

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円