F1モナコGPで同士討ちを演じた、ザウバーのフェリペ・ナッセとマーカス・エリクソン。実は、ふたりの間にはスペインGPから火種がくすぶっていた。メルセデスが全滅したクラッシュとマックス・フェルスタッペンの初優勝で目立たなかったものの、スペインGPでザウバー2台は接触寸前の事件を起こしていたのだ。

 スペインGP決勝の44周目。3ストップ作戦のエリクソンが、2ストップで粘走していたナッセをオーバーテイクしようとしたところ、1コーナーのブレーキングでナッセがエリクソンをブロック。エリクソンがラインを変えてコースオフしたため追突は回避されたが、一瞬ヒヤッとする場面だった。その後、エリクソンは50周目にナッセをオーバーテイクしたが、そのときもナッセに幅寄せされたため、無線で怒りをぶちまけていた。

「あれはないだろう! 危ないよ。ったく、チームメイトだろう。頼むよ!!」

 モナコGPの水曜日に行われた会見で「スペインGP後にチームメイトと話し合いは行ったのか」とエリクソンに尋ねると「いや、通常のミーティングしか行わなかった」との返事。しかも、この会見の際にもエリクソンとナッセは“ニアミス”を起こしていた。

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