ルイス・ハミルトンは、F1カナダGPのスタート直後に発生したニコ・ロズベルグとの競り合いについて、自らの動きの正当性をアピールした。 

 スペインGPの同士討ちから、わずか4週間後。今回も2台はスタート直後にバトルを展開した。ポールシッターのハミルトンはスタートで出遅れ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルに先行されたあと、1コーナーでアウトから並びかけたロズベルグとホイールが接触。ハミルトンは順位を維持したが、ロズベルグはエスケープゾーンに押し出されて10番手まで後退。ロズベルグはレース後に「ムカついた」と口にした。

 結局ハミルトンはレースで勝利し、ロズベルグは5位フィニッシュ。2レース前までは43ポイントあった両者の差は、カナダGP終了時点で9ポイント差に縮まった。

 ロズベルグとチームのボス、トト・ウォルフは、そろってハミルトンの走りを「激しい動き」と表現したが、ハミルトンは自分の正当性を主張している。

「1コーナーでサイドバイサイドで進入すれば何か起きるかわからないよ。ニコはアウトサイドで僕はインサイドだった。レコードラインにいたんだ」

「リプレイを見たけど、ベッテルは僕に接近していたし、ブレーキを遅らせたくてもできなかった。彼に近づいたことでダウンフォースを失ったかどうかはわからないけど、アンダーステアが発生して、ニコとわずかに接触しただけだ」

「彼(ニコ)には回避する方法があった。アウトサイドにいれば、それに対応できるときもあれば、できないときもある。今回は、そうならなかった」

 ロズベルグ自身は、スペインGPのスタートでハミルトンを抜いたように、今回も同じような状況を想定していた。

「アウトサイドから、しかけなければいけなかったし、それが無理ならルイスの後ろに留まっていたよ。バルセロナではうまくいったけど、今回そうはならなかったね」

「激しい動きだったけど、これはレースだ。結局順位を落として、最後まで表彰台を目指して戦ったけど、パンクチャーが起きてしまったんだ。次はうまくやるよ」

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