もちろんハースは、彼のマシンがコース上でそれなりのパフォーマンスを見せるまでは、スポンサーも積極的になりにくいことを承知している。誰もグリッド最後尾のマシンに資金を投じたくはないからだ。

「最大の問題は、まだ“商品”がないことだ。レースにデビューするまでは、スポンサーに対して売れるものがない。スポンサーシップを考えている企業が、シーズンの開幕と同時にバツの悪い思いをすることを恐れるのは当然だ。実際、チームがあまりにもひどいありさまだとしたら、誰もスポンサーになりたいとは思わないだろう」

「だが、その点では私は楽観的だ。チームは最初からプロフェッショナルに見えるはずだし、他のチームから競争相手として認めてもらえるようなレベルでレースができると思う。それを示すことができれば、スポンサーも『オーケー、まともな商品があることは分かったし、成果も期待できる』と感じ、安心してパートナーになろうとしてくれるに違いない」

 アメリカの消費者向けブランドがパートナーになってくれれば理想的だ、とハースは言う。
「他のチームのスポンサーを見てみると、エキゾチックなスポーツカーとかエナジードリンクとか、一般大衆の関心を引くものがたくさんある。そうしたスポンサーと組むことはこちらにもメリットがあるし、スポンサーの製品のマーケティングにも大いに役立てると思う。特にアメリカの製品を世界各国に売り込むには最適だろう。F1は世界中に膨大な数の観戦者がいるからね」

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