果たして、F1ドライバーたちが注目するなかでスタートが切られたGP2の決勝レース2は、荒れに荒れた。そして、それを見たF1ドライバーたちが「自制心を働かせたのではないか」とジェンソン・バトンは分析した。

 もうひとつの理由は、最高54度にも達した日曜のバクー・シティ・サーキットの路面温度だ。これによってタイヤのデグラデーションが予想よりも大きくなり、まずドライバーたちは自分が履いているタイヤと戦わなければならなくなった。優勝したニコ・ロズベルグは言う。

「いつもならバックマーカーを抜くのに、もう少し手を焼くんだけど、今回は比較的スムーズだった。びっくりだね」

 バクーで開催された初めてのF1は荒れなかった。しかし、今年のデータをもとに来年以降はタイヤのデグラデーションを気にせずに、レースでもアグレッシブに攻められるようになる可能性はある。アゼルバイジャンでのヨーロッパGPの本当の魅力は、そのとき発揮されるのかもしれない。

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