2台はバックマーカーを巧みに処理しながら、チェッカーへ向けて進んでいく。ロズベルグが逃げ切るのか、それともハミルトンがオーバーテイクするのか──。前方がクリアになり、完全に2台だけの戦いに固唾を飲む展開となったが、最終ラップの2コーナーで事件が起きた。ハミルトンがアウトからロズベルグに並ぶも、ロズベルグはインを譲らず、2台は若干アウトに寄りながら接触。ハミルトンはコース外に押し出され、ロズベルグはフロントウイングを破損。コースに復帰したハミルトンがトップに立ち、ロズベルグはペースダウンしながらフェルスタッペン、ライコネンにかわされて万事休す。そのままハミルトンがトップでチェッカーを受け、ドライバーズ選手権で、ロズベルグの153ポイントに142ポイントと迫り、差を11ポイントにつめた。

 2位にはフェルスタッペンが入り、初優勝を果たした第5戦スペインGP以来となる表彰台を獲得。3位ライコネンは今季4度目の表彰台。ロズベルグは勝利を逃し、くやしい4位。6位バトンは今季ベストの成績を記録した。7位はハースのロマン・グロージャンがロシアGP以来のポイント獲得。8位はトロロッソのカルロス・サインツJr.、9位はウイリアムズのバルテリ・ボッタス。マノーのパスカル・ウェーレインが10位に入り、F1初入賞。チームにとっても待望の初ポイントとなった。

 フォース・インディアのセルジオ・ペレスは周回遅れで、最終ラップにコースアウト。ブレーキを失ったためで、17位完走扱いとなった。ヒュルケンベルグ、アロンソは、ともに64周でピットに入り、マシンを降りている。ベッテルはロシアGP以来のリタイアとなり、ライコネンと選手権で同ポイントに並んだ。

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