FIAは、F1で現在採用されている無線制限に関して、内容の見直しは考えていない意向を明らかにした。

 メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフと、フォース・インディア副代表のボブ・ファーンリーが、オーストリアGPでの事故やリタイアは無線の制限が影響していたとFIAに提言。

 しかしながら、FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワインティングは、現行の規則を変えるつもりはなく、改変は論外である意向だと、マクラーレンのチーム代表エリック・ブーリエが明かしている。

「チームとFIAによる議論は行われたが、FIAは制限の緩和を訴えるチーム側の主張を受け入れるつもりはない」とブーリエは語った。

 オーストリアGPでは、メルセデスのニコ・ロズベルグに終盤ブレーキ・バイ・ワイヤのトラブルが発生、最終ラップのルイス・ハミルトンとの接触に影響を及ぼした。

 フォース・インディアのセルジオ・ペレスにも、同じタイミングでブレーキトラブルが発生。その数周前にはチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグがブレーキに問題を抱えてリタイアしていた。

 ファーンリーは、無線制限があったためにドライバーに伝えることができず、アクシデントが発生したと主張。

「我々は無線によるコミュニケーション手段を見直す必要がある。少し危険な要素をはらんでいるからね。頭部保護システムには賛否あるが、安全性を優先して進められている。せめて、ドライバーにブレーキの問題を伝えることができれば良いのだが……」

本日のレースクイーン

優羽ゆうは
2025年 / スーパー耐久
LOVEDRIVE RACING
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円