ザウバーのチーム代表を務めるモニシャ・カルテンボーンは、今週イギリスGP後に行われているF1インシーズンテストの意義について、疑問を抱いていると語った。チームは今回のテストを経済的な理由で欠席している。
ザウバーは先週、7月12日から2日間にわたって行われるシルバーストン合同テストを「費用対効果を考えて」欠席すると発表。チームは5月中旬に開催されたバルセロナでのテストも、スペインGPではアップデートを投入する予定がないこと、また条件を満たす若手およびテストドライバーがいないことを理由に、参加を取りやめている。
ザウバーは財政難を乗り越えつつあるが、新たな出資者の有無にかかわらず、今回のテストには参加しなかったと言う。
「テストに欠席することでの影響は、何もありません。どんなビジネスであれ、そのための助成金でもないかぎりはコストと利益を考えて結論を出すことになる。(大幅なレギュレーション変更のある)来年に向けて、このテストが何をもたらすかを考えたまでのことです。欠席する理由を探しているわけではなく、現状を見据えているだけです」