フェラーリは、以前から離脱が噂されていたテクニカルディレクターのジェームス・アリソンがF1チームを離れたことを正式に発表した。 

 アリソンは、ロータスのテクニカルディレクターとして2012年のキミ・ライコネンのF1復帰を支え、フェラーリ移籍後には再びライコネンとタッグを組んだ。2013年シーズン中盤にロータスからフェラーリへ移籍、その後は困難なシーズンを経ながらもチームの勝利のために貢献。2015年にはレッドブルから移籍して新加入したセバスチャン・ベッテルが3勝を獲得した。

 しかしながら、フェラーリは今年まだ勝利を挙げられておらず、復調の兆しを見せているレッドブルとコンストラクターズ選手権の2位争いを繰り広げている。

「私は、この数年間ずっとフェラーリとともにいた。ふたつの異なる段階、そして異なる役職を担当し、このチームの、そして、ここにいるすべての人たちの価値というものを知ることができた。スクーデリアの素晴らしいプロフェッショナルたち、そして我々が共有した素晴らしい経験に感謝を伝えたい」

「みんなに成功に満ちた将来が訪れることを願っている」と、アリソンは語っている。

フェラーリを離脱したジェームス・アリソン(左)
フェラーリを離脱したジェームス・アリソン(左)

 フェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは「我々が過ごした数年間、ジェームスのチームに対する献身と自己犠牲に感謝の気持ちを示したい。彼の将来が成功と平穏に満ちたものであることを願っている」と語った。

 昨年アリソンは、フェラーリと2018年末までの契約にサインしていた。しかし、今年3月に妻のレベッカさんが急逝。しばらく休暇をとって3人の子供たちが暮らしている英国へ戻っており、アリソンはロータス時代に在籍した現ルノーF1チームに復帰するのではないかと噂されていた。 

 その後、アリソンはフェラーリの一員としてグランプリの現場に復帰。チームはアリソン離脱を強く否定していたが、結果はシーズン中の離脱発表となった。アリソンの後任には、これまでパワーユニット・ディレクターを務めていたマッティア・ビノットが就任する。

  

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