・遠い記憶
 ザウバーの我が道を行く姿勢はそれだけに留まらず、サイドポッド上部に2ヶ所の空気穴を開けた(赤矢印)。これは1987-89年のベネトンを思い起こさせるものである。これはおそらくターボに新鮮な空気を取り込むためで、ヘルメット上のエアインテークはERSやトランスミッション、エンジン本体を冷却するためのラジエターに回していると思われる。

F1新車分析:ザウバーC37

「新しい冷却システムの開発には、かなりの時間と労力をかけた。おかげで非常にコンパクトなものに仕上がっている」と、ザウバーの開発担当者は語っている。

・変更はホイールにも
 C37は新設計のホイールを備えている。後輪のデザインは、レッドブルRB13にも見られたものだ。ブレーキディスクやタイヤが発する熱を効率的に逃がし、冷却することが目的である。

F1新車分析:ザウバーC37

・トレンドに追い付いたフロントウイング
 フロントウイングにも、大きな変更が加えられた。小さな羽根で構成されるアーチがいっそう存在を主張しており、前輪が起こす乱流を打ち消す役割を十分にはたしてくれそうに見える。
F1新車分析:ザウバーC37

・フェラーリとの技術提携
 エンジンカウル上部を見ると、去年のアブダビで試した冷却口がC37に採用されたことがわかる。リヤウイングは今のところ2017年仕様だが、ただし支柱はハースやウイリアムズ同様2本になった。ハロにはミニウイングが付けられ、これは今後他チームも踏襲して行くことだろう。


 今季のザウバーは最新仕様のフェラーリ製パワーユニットに加え、ギヤボックスの供給も受ける。さらにいえばアルファロメオの名前を冠しているだけに、フェラーリからの技術供与はハースほどではないにしても、相当なものだと考えるべきだろう。

 リヤサスペンションも、フェラーリ製だ。「そのため昨年型に比べ、40mm後退させなければならなかった」と、ザンダーは語っている。

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